7月宮崎滞在10日目と11日目は

7月宮崎滞在10日目と11日目は、日向市で行われた「こども落語全国大会」を観に行きました。

この大会には、映画『ねぼけ』に子役として出ていた、しいのみ亭らんらん(椎井蘭)ちゃんと、妹の、しいのみ亭りんりんちゃん、そして3月宮崎滞在時にMRTの「てらす寄席」に出ていた、にこにこ亭陽之介君が出演。

審査員には桂歌春師匠他数名の中に、三遊亭天歌さんも。

大会1日目は予選。

今回は出場者が多かったため、予選が4ブロックに分けて行われました。

りんりんちゃんはBブロックで1番目。

らんらんちゃんはCブロックで3番目。

陽之介君はAブロックで3番目。

らんらんちゃんと陽之介君がバッティングしています。(泣)

とりあえず、私はBブロックで1番手のりんりんちゃんを、りんりん・らんらん姉妹のお母様と一緒に応援。

正直に言って、先日、新富町の「まどころ」で行われた落語会では「う〜ん、子供が友達とペラペラ喋るテンポでやっているような。もっとゆっくり喋った方が良いのでは……」と思っていましたが、この日は「ゆっくり・はっきり・大きな声で」、しっかりした調子で喋っていて、「まどころ」の時よりずっと良い出来。よっしゃ!!

次に陽之介君のAブロックに行くか、りんりんちゃんのBブロックに行くか迷いましたが、陽之介君は3月に「てらす寄席」で見た時の様子からして決勝へ進みそうに思えたし、らんらんちゃんの方が知ってから長いので、お母様と一緒にらんらんちゃんの応援に……行ったら、既にらんらんちゃんが高座で喋っている!!

どうやら、1番目と2番目の子が小話で早く高座を降りたため、らんらんちゃんの出番が早くなってしまったようです。(泣)

応援する人が誰もいないアウェイな状態で、らんらんちゃんはとても寂しく不安を覚えて高座に上がったのではないかと思います。にもかかわらず、よく頑張って明るく元気に喋っていたのはさすが!!

らんらんちゃんの高座が終わり、急いで陽之介君のいるAブロックへ。何とか後半から見ることができました!

てらす寄席で見た時以上に、明るく・楽しく・はっちゃけた、楽しい高座。これは決勝進出ほぼ確定だなと思っていたのですが。

どうやら、陽之介君のAブロックは決勝進出経験者が4人もいるという激戦区だったようです。

今回の予選ブロック方式、運営上は合理的なのかもしれませんが、出場する方にとってはくじ運が大きく影響したり、兄弟や知り合いの出る時間がバッティングしたりと、いろいろ問題があるように思えます。

人数が多いので仕方が無いのかもしれませんが、何とかなりませんかねぇ。

 

それにしてもこの大会、子供の落語だからといって侮れません。小学生でもプロの前座2年目〜3年目ぐらいの技術を持っているんじゃないかと思わされる子もいてびっくりさせられます。審査員の師匠からのアドバイスは「おお! なるほど!!」と驚嘆させられることも多く、とっても勉強になりました。

 

勝戦進出者の発表は、夜に行われた交流レセプションでなされました。

私は出演者の身内でもなんでもないので本来なら入れませんが、有難いことに出演者のお母様の知り合いである九蔵さんにチケットを頂き、入場することができました。

九蔵さん、有難うございました!

さらに、いろいろあってレセプション開始から1時間ほど遅れて行くことになりましたが、らんらん・りんりんちゃん姉妹のお母様のおかげで入ることができました。

有難うございました!

 

で、審査の結果は。

 

決勝進出経験者が4名もいたブロックにいた陽之介君は、残念ながら決勝進出ならず。他のブロックだったら決勝に行ける可能性大だったかと。このブロックから決勝に進んだ子は技術もフラもとても小学生とは思えない、プロの前座2〜3年目のぐらいの技術を持ち、しかも自分のキャラクターをしっかりと活かしており、結局、その子が小学生の部の決勝戦で優勝しました。

陽之介君はくじ運が悪かったといえば悪かったといえますが、強力なライバルの高座を見ることができ、とても勉強になったのではないかと思います。来年に期待していますね!!

りんりんちゃんは決勝進出ならずも審査員特別賞を受賞。おめでとう!!

そしてらんらんちゃんは、予選突破で決勝進出!!

2日目の決勝戦では優勝は逃したものの、優秀賞を受賞し、とてもよい仕上がりで健闘していたと思います。

  

……と、子供たちもプロ顔負けで凄まじかったのですが。

もちろん、プロの高座もよかった。

 

勝戦では、MRTの粉川真一アナ(立川志らく師匠の「らく塾」1期生。つまり私の大先輩)と、田代沙織さん(大会会長である、桂歌春師匠の娘さん)の両名が司会。さすがの名司会でした。

 

さらに、審査結果発表前に桂文太師匠の高座も聴くことができました。上方落語の師匠です。

故・桂米朝師匠の様に、品と面白さの両方を備えた素晴らしい高座でした。

関西の芸人さんというと派手で賑やかな人が多いと思っていましたが、こんなに落ち着いて品のある芸をする師匠がいらっしゃったとは。目から鱗がボロボロ。ファンになっちゃいました。東京では文太師匠の高座を生で聴くことができないのかな。

 

勝戦の後は同会場でプロによる「ファミリー寄席」が行われました。

大会会長である桂歌春師匠の高座もあり、トリは三遊亭歌之介師匠の高座。盛り上がっていましたねぇ。

 

私が住んでいた34年半前まで「ここには何もない」と思っていた宮崎は、今やこんな素晴らしい会が行われるようになっていた事をこの2日間で思い知らされ、レンタカーを返却しに宮崎市街地へ向かう車の中でいろいろな思いがこみ上げてきて、何だか泣けてきちゃいました。

皆さん、本当に有難うございました。